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タルタロスオンラインにおける萌えを綴る場所。
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クロモド加入前から、ネタの神がいくつもロトモドネタをぽこぽこ
落としてくれてた中の一つです。
あまり期待せずにどうぞー。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

罠と魔法と

 

タルタロス結界陣の為、地上には神の力は及ばないのではなかったか。
しかし、それは『仕組まれた運命』としか言いようがなかった。



アエルロトは本人に出会う前から、何度もクロモドの姿を夢で見ていた。
艶やかな極上の銀糸を束ねたような髪。
強い信念を感じさせ、一見眼鏡の奥で冷たい光を放っているように見えて、心を許している者に向けられるそれは、凪いだ海のように穏やかな瞳。
ほとんど日に焼けた形跡が無いどころか、少々不健康に思えるほど白い肌。
常に携帯する分厚い本より重いものなど持ったことがなさそうな腕。
ほっそりした体つきは、特に腕っ節が強いわけではないアエルロトですら、庇護欲をそそられる。
そのどれもが魅力的で、アエルロトは夢の中で何度も彼に名を問うた。
彼が不敵に微笑み、口を開くも『私は大魔法師、名は――』と、いつもそこで目が覚めてしまうのだが。

 

「……また、名前を聞きそびれてしまいましたね。」
例に漏れず、その日も大魔法師を名乗る彼との逢瀬の夢から覚め、呟きとともに軽く溜息を吐く。
「毎晩のように名も教えていただけない方の姿ばかり見せられて、恋に落ちてしまいそうですよ。実に―罪深い方だ。」
今日は失われた要塞を発つ日である。
遠征隊の主力であるアエルロトが腑抜けでは、ナシプ族の未来やエグリードの願いはどうなるか。
少し頭を冷やそうと思い、アエルロトはテントを抜け出し、早朝の風を受ける。
澄んだ空気を肺いっぱいに吸い込むと、少しずつ心も落ち着いていく。
「今は為すべき事だけを考えましょう。」
夢のことは一先ず心の奥に仕舞い込み、愛用の剣を抜いた。
就寝前に手入れを済ませてあるせいか、その刀身には曇りが無い。
(…私自身も、こうありたいものです)
そう思いつつ、アエルロトは気を引き締める。

 

 

作戦は功を奏し、紆余曲折の末、彼ら一行は漸くデイジーの故郷に辿り着いた。
それから慌しく数日が過ぎ、夢に見た大魔法師が目の前で分厚い本を捲るのを見つめながら、アエルロトは密かに思った。
(あれは予知夢だったのか…まさか、仲間に加わる人だったとは)
その視線に気付いたのか、クロモドは顔を上げ、アエルロトに問う。
「何か言いたい事があるなら、はっきり言え。そんな風に無言で見つめられるのは好きじゃない。」
少々不躾だったか、と反省しつつ、言葉を返す。
「あぁすみません。実は、クロモドさんにお会いする前から、私はあなたの姿を夢で見まして―不思議なこともあるものだ、と思って。」
角が立たないように柔らかく微笑むと、心持ちクロモドのピリピリした空気も和らいだ気がする。
「…そうか。」
それだけ言うと、再び彼は手元の本に視線を落とした。
自分の存在は彼にとって空気なのかと思うと、アエルロトはちょっとした報復案を思いつく。
「クロモドさん。」
満面の笑みで名を呼べば、彼は『邪魔をするな』とでも言いたげにこちらを見る。
「今度は何だ?」
彼が加入するまでのやり取りで、その性格は把握したつもりである。
アエルロトは彼の興味を惹くべく、慎重に言葉を選ぶ。
「如何にあなたが大魔法師でも、解除することの出来ない魔法をご存知ですか?」
「……何?」
『馬鹿を言うな、そんなものが存在するはずがない』と彼の視線が訴えている。
「私はその魔法を使うことが出来ますが、試してみますか?」
挑発してやると、予想通りのリアクションが返ってくる。
「いいだろう。私が大魔法師だと知った上でのその挑戦、受けて立つ。」
(その自信に満ちた笑みがいつまで持つか、楽しみですね。ふふふ…)
仕掛けた罠に飛び込んできたのはあなたですよ?と心の中で言い訳しつつ、アエルロトはクロモドに告げる。
「とっておきの魔法なので、しばらく目を閉じていてください。」
彼は黙って従う。
アエルロトは素早く距離を詰め、そっとクロモドと唇を重ねた。
その感触に驚いたのか、クロモドは眼を見開く。
「目を開けてしまいましたか。でも、既に魔法はかかっています。遅効性の毒のように、じわじわ効果が出るタイプですが。」
「遅効性の、毒……だと…こ、効果は何だ!?」
「私のことが気になって、目を離せなくなったり、あなたを恋の奴隷にする魔法―といったところでしょうか。」
「わ、私はそんな魔法には屈しない!!」
「それはどうでしょうか。」
ポーカーフェイスに徹することさえ出来ない彼を見て、アエルロトは勝利を確信した。
(私だけがあなたに囚われるのは不公平でしょう?…ですから、あなたにも私を意識して欲しいのです)

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 

意外と手が早いロト様。
実際、中の人の身におきたコトなんかも取り入れてたりw
他にも課金アイテムとか色に関するネタもあるので、順次
出していきたいと思います。

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