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タルタロスオンラインにおける萌えを綴る場所。
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サーチの文章見てたら、間開きすぎだろJK、と
思わず絶句しました。
なんにせよ、ロトモドを公開するのはすんごく
久し振りで、腕が鈍ってないか心配…(ぽそ

いや、ロトモド本の執筆もやってましたので、
その辺問題ないとは思いたいけども。

では、続きをどうぞー。

罠と後悔と

 

オボロスを求めて栄光の塔を上り、盗賊団との遭遇やイリシアの負傷を経て、遠征隊は宿に戻ってきた。
その日もアエルロトは戻らず、翌日はルキウスとオボロスを巡る取引を交わす。
とはいえ、消えたイリシアが盗賊団の手にあると聞かされては、遠征隊に選択の余地などないのだが。
ピンコはこの場にアエルロトが居ないことに憤慨していた。
だが、居ないものは仕方がない。
遠征隊が苦渋の選択を受け入れる覚悟を決めた頃、アエルロトは―。
ミッチェルとともに水中洞窟の入り口に立ち、ぺリアス神殿に入るところだった。
そして神殿の奥でドラゴンを封じる術方陣を見つけ、その後、例のミッチェルの誘惑に至る―。

「……もっと自分を大事になさい。私にはあなたを抱くことは出来ません。『他の誰かの代わりでも良い』などと自分を貶めず、あなただけを見てくれる人を見つけたらどうですか?」
アエルロトは厳しい表情でミッチェルの誘惑を拒む。
口を吐いて出てしまった言葉は取り戻すことが出来ない。
あとに引けなくなったミッチェルは必死で言葉を続ける。
「―――です。イヤです!アリエル様にあんな切ない表情をさせる人なんて……アリエル様ばかりが苦労して、傷付くだけではありませんか!私ならば、アリエル様に全てを捧げる事が出来ますのにっ…!」
ミッチェルの言葉でアエルロトの眉がピクリと動く。
彼は大きく深呼吸してから反論する。
「それ以上クロモドさんを悪く言うと、あなたでも容赦しませんよ?それに、何を根拠に私が傷付いていると思うのですか…。私はただ、彼の無知に付け込んで手篭めにすることに抵抗があるだけで――あ、いや、確かに…私は彼を傷つけるよりも、自分が傷付く方を選びますけどね。」
(そんなにも大切にされているのに、アリエル様のお心に応えないあの人が憎いです……)
ミッチェルの瞳の奥で暗い情念が炎となって揺らめく。
しかし、心に隙間風が吹き、体も満たされていないにもかかわらず、ミッチェルの誘惑を突っ撥ねるアエルロトの精神力や想いの強さは本物と言えるだろう。
本当に自分ではダメなのだと思い知らされ、ミッチェルは俯く。
それ以上ミッチェルが食い下がる気配を見せないので、アエルロトはミッチェルに背を向けた。
たとえ振り向いてもらえなくても、せめて笑顔でいようと思い、ミッチェルはまだどこかぎこちない笑顔でアエルロトの背中に声を掛ける。
「神殿の内部調査はお任せください。……アリエル様、お気をつけて。」
「大丈夫ですよ。」
振り向きもせずに遠ざかるアエルロトを見送り、ミッチェルは『自身の考えるアエルロトの幸せの為に』クロモドと接触する決意を固めた。
その為にも、一刻も早く調査を終わらせて、外に出なければならない。
ミッチェルは気合を入れた。

一方、アエルロトは引き返す途中で微弱な魔力を帯びた指輪を見つけた。
それはペリアス神を祀っていた聖職者の物。
アエルロトやクロモドでなければ気付かずに素通りしていただろう。
『これも何かの縁だ』と思い、アエルロトはそれを拾って持ち帰ることにした。
その後、この指輪が二人の絆の証になることなど、この時は当然知る由もなかった。

 

そして、栄光の塔の前で事件は起きた。
クロモドとソーマが銃撃され、倒れるのを遠くから見ていることしか出来ず、シュバルマンを庇ってイリシアも撃たれた。
せめて4人目だけは阻止せねば!とアエルロトは遠征隊と盗賊段の間に割って入る。
その場は何とか撃退するも、再びイリシアは拉致され、オボロスも奪われたままだ。
例のドラゴンの封印は解かれてしまうかもしれない。
懸念材料は他にもあるはずなのに、アエルロトはクロモドのことしか考えられなかった。

宿に戻り、遠征隊に何が起きたかを聞いた後、アエルロトはぺリアス神殿の件を遠征隊にも伝えた。
それから付きっ切りで看病をするナギに労いの言葉をかける。
「ナギさん、お疲れ様です。ここしばらくお一人で負傷者を診ていたそうですね。ですが、それでは大変でしょう?私もあなたほどではありませんが、癒しの術が使えますし…ここは私に任せて、少しでも休んでください。」
「はい。ありがとうございますー。では、お言葉に甘えて少しだけ…。」
ナギはアエルロトの言葉を額面どおりに受け取り、久し振りに休息をとることにした。
アエルロトはソーマとクロモドが収容されている部屋に入り、ナギの手当てのあとを見て目を伏せる。
『ナギの負担も軽くしよう』と少し術を使い、応急処置もしておく。
癒しの術は傷を治すことは出来ても、体力までは戻せない。
あとは安静にしていれば、回復するだろう。
元より『神殿の件はあまり時間を掛けない方が良い』という予感めいたものがあったのに、何故もっと早く戻らなかったのか。
アエルロトはクロモドの手を握り、そっと手の甲を撫でながらいつもより顔色が悪いクロモドを見る。
(もう、私の手の届かないところで、あなたが傷ついたり倒れたりするのはイヤです…)
『二度と後悔しない為に、今後は彼の傍を離れないようにしよう』と思った瞬間、クロモドの手が動いた。
「…クロモドさん?」
遠慮がちに声を掛けると、彼は不安げな声で呟く。
「アエルロト…。」
「私はここに居ますよ、クロモドさん。」
「ん……。」
その言葉が届いたのか、クロモドは落ち着いた表情に戻る。
堪らなくなって、アエルロトはクロモドの頬に羽が触れるような口付けを落とす。
(罪を憎んで人を憎まずとは言いますが、あの盗賊団だけは赦しません)
どんな手段で報復してやろうかと策を講じる内に夜は更けていくのであった―。



◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

大変長らくお待たせしました。
重要な伏線が入るため、先延ばししてて正解だった気が
しなくもないけど、この先もまだまだ波乱の展開です。

他にもやることたくさんあるけど、続きもちょこちょこ出して
行きたいと思います(願望)

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